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中山・下総・散歩道

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夜泣き石と里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑

里見公園の石垣夜泣き石と里見群亡の碑
夜泣き石里見軍将士亡霊の碑
里見公園のバラ園の北側、戦国の城国府台城跡にふさわしい小高い石垣の上に、大きな丸い石と三つの石塔がひっそりと建てられています。これが「夜泣き石」と「里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑」です。里見公園は戦国時代の城「国府台城」跡につくられた市立公園です。およそ500年前の戦国時代に、この地国府台で、安房の大名里見氏と相模の大名北条氏が激突しました。北条氏の勝利、里見氏の敗北で終わったこの戦にまつわる伝承はいまだに江戸川両岸の江戸川区と市川市に残っています。じゅん菜池緑地の姫宮や中山法華経寺手前の安房神社。そして里見公園に建てられた「夜泣き石」と「里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑」も第二次国府台合戦の激しさを今に伝える大切な歴史遺産です。

夜泣き石

「夜泣き石」伝説

伝えによると、国府台の合戦で北条軍に敗れた里見軍は多くの戦死者を出しました。このとき、里見軍の武将里見弘次も戦死しましたが、弘次の末娘の姫は、父の霊を弔うため、はるばる安房の国から国府台の戦場にたどり着きました。
未だ12、3歳だった姫は、戦場跡の凄惨な情景を目にして、恐怖と悲しみに打ちひしがれ、傍らにあったこの石にもたれて泣き続け、ついに息絶えてしまいました。
ところが、それから毎夜のこと、この石から悲しい泣き声が聞こえるようになりました。そこで里人たちはこの石を「夜泣き石」と呼ぶようになりましたが、その後、一人の武士が通りかかり、この哀れな姫の供養をしてからは、泣き声が聞こえなくなったといいます。
しかし、国府台合戦の記録は、里見弘次は永禄7年(1564)の合戦のとき15歳の初陣で戦死したことになっています。この話は里見公園内にある弘次の慰霊碑が、もと明戸古墳の石棺近くに夜泣き石と共にあったところから、弘次にまつわる伝説として語り伝えられたものと思われます。
平成4年3月
市川市教育委員会

夜泣き石前案内板より

里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑

里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑

永禄7年(1564)1月4日、里見義弘は8千の軍勢をもって国府台に陣を構え、北条氏康の率いる2万の兵を迎え撃ちました。しかし、8日払暁北条軍は寝込みを襲い里見の陣地目がけて一斉に攻撃をかけたのです。鬨の声に驚いた里見軍は「あるいは鎧、太刀よ馬に鞍おけと呼びまた太刀一振り鎧一領に2人3人取付て我よ人よとせり合い、兜許りで出づるもあり鎧着て空手で出づるものあり」という狼狽ぶりを呈しました。
この合戦で敗北した里見軍は里見広次、正木内膳らをはじめとして戦死するもの5千名と伝えております。その後里見軍の戦死者の亡霊を弔う者もなくやっと文政12年(1829)に至って里見将士郡亡塚(左側)里見諸将霊墓(中央)が建てられ、また年代は不祥ですが石井辰五郎という人によって里見広次公廟(右側)が建てられました。
ここに265年の歳月を経てようやくこの地で討死した里見軍将士の亡霊が慰められ、今日に残されたものです。

里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑脇案内板より


抜粋・引用および参考
夜泣き石前案内板
里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑脇案内板
市川市ホームページ

夜泣き石と里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑へのアクセスマップ

  • 京成本線「国府台駅」徒歩10分
  • 北総開発鉄道「矢切駅」より徒歩10分
夜泣き石と里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑(里見公園内)
千葉県市川市国府台3-9

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里見群亡の碑と夜泣き石

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