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葛西神社は徳川家康公をお祀りする葛西三十三郷の総鎮守

葛西神社鳥居と参道前桜葛西神社境内に咲く桜 葛西神社本殿と桜葛西神社近隣に咲く菜の花と桜
葛西神社は常磐線の北側、東京都葛飾区金町の東、江戸川土手西側にこんもりと繁る杜の中に鎮座する、葛西33郷の総鎮守です。御祭神は経津主命(香取大神)、日本武命(大鳥大神)、徳川家康公(東照宮)の三神です。春、鳥居前の石段の両脇のソメイヨシノから見る葛西神社はうっとりとするほど美しく、秋は葛飾区指定天然記念物の大公孫樹は黄金色の木の葉で境内を明るく彩ります。境内石碑上御縁起や案内板によると、葛西三郎清重という鎌倉幕府草創の時代源義経公に仕えた武将によって元暦元年(1184)に下総国香取神宮から勧請し、葛西三十三郷の総鎮守として創建された由緒ある古社です。桃山時代の天正19年(1591)、徳川家康の江戸入城の際、社領10石を御朱印地として賜りました。新編武蔵国風土記稿には、葛西神社は当時吉祥院という真言宗の寺院が別当地としてあり、こちらの寺に徳川家康公が鷹狩の際に立寄り、お茶を飲んだ器が寺宝として保管されていたという一文があります。そのためでしょうか当時から葵の御紋が拝殿の破風や柱につけられていたとあります。また、境内には「葛西の森七福神」と「撫蛇様」という白蛇の像が祀られています。なお、東京都指定無形文化財の「葛西ばやし」は葛西神社発祥だそうです。毎年11月には酉の市も開催されています。葛西神社は江戸川西の葛西と呼ばれた地域の歴史と文化を伝えるおよそ900年の歴史ある素敵な神社です。


出典・抜粋・引用および参考
葛西神社境内石碑上御縁起
葛西神社境内案内板
新編武蔵国風土記稿

葛西神社境内の風景

葛西神社境内の風景

葛西神社の鳥居葛西神社の鳥居と神楽殿 葛西神社社殿葛西神社拝殿の三つ葉葵 葛西神社の神楽殿葛西神社の境内の摂社 葛西の森の七福神に架かる朱塗りの橋葛西神社の撫蛇様
葛西神社の拝殿には葵の御紋。神楽殿や摂社、葛西の森の七福神と撫蛇様へつづく朱塗りの橋など、境内を一巡りすると願いが叶う、そんな自信がつきます。

葛西神社への交通案内と所在地

葛西神社への最寄り駅と住所

  • JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町駅」よりより徒歩11分
  • 京成金町線「金町駅」より徒歩11分
  • 所在地:東京都葛飾区東金町6−10−5

葛西神社と江戸川の地図

葛西神社と江戸川沿岸の案内図

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徳川家康公を御祭神とする、葛西三十三郷の総鎮守。撫蛇様や葛西の森の七福神もお祀りされています。
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