行徳寺町通と内匠堀
行徳寺町通りは「行徳千軒寺百軒」の言葉のとおり、行徳のシンボル的な通りであり、寺町の名にふさわしく、沿道にたくさんの寺院が軒を連ねます。徳川家康が鷹狩に使った権現道と成田道の間をつなぐ東西に延びる道が寺町通りと呼ばれています。宮本武蔵ゆかりの徳願寺、様々な伝説のある常運寺、芭蕉碑の建つ法善寺、花のお寺長松禅寺、可愛らしい七福神が迎えてくれる妙応寺、樹齢200年を超える百日紅の古木のある妙頂寺などが並びます。
また、寺町通りと垂直に交わる道に暗渠として残る内匠堀があります。浦安行徳の農地に新鮮な水を安定的に運ぶために、鎌ヶ谷市道野辺から八幡を通って造られた全長約12キロの水路を内匠堀又は浄天堀と呼んでいます。天正18年(1590)に欠真間に移住した
狩野浄天と
田中内匠が協力して元和6年(1620)に完成させた用水路です。内匠堀完成により、江戸時代1万石の石高があったといわれています。近年では都市化により、田畑も姿を消したことにより、内匠堀も役目を終え、現在では暗渠となり、雨水の排水路として使われています。
寺町通りは「行徳千軒寺百軒」の歴史を伝えるお散歩にぴったりの素敵な街並みです。
行徳寺町通りと内匠堀の観光名所 ご案内
徳川将軍家や剣豪宮本武蔵ゆかりの歴史ある名刹。
枕返しの御祖師様や勝姫龍神伝説などのある松の美しい名刹。
徳川家康を喜ばせた行徳に相応しい塩場寺。芭蕉の句碑もあります。
塩の街行徳の歴史を伝える、緑豊かな美しい古刹。
一所七福神廻りができる日蓮宗の古刹。
鎌倉時代創建の歴史ある古刹。夏に樹齢200年の百日紅が咲きます。