葛飾八幡宮神楽殿と大絵馬
葛飾八幡宮社殿の左隣、社務所との中間に可愛らしい木造風入母屋造の建物が
葛飾八幡宮の神楽殿です。神楽殿内奥に、大絵馬が掛けられ、その前には
随神門に安置されている随神像と四神像が安置されています。大絵馬は、江戸時代末期に奉納されたもので、永井荷風の日記「断腸亭日乗」昭和25年5月9日の項には「嘉永安政(1848〜53)頃のもの」とあります。葛飾八幡宮御祭神である神功皇后と、その家臣で仲哀天皇と神功皇后との間に生まれた八幡様応神天皇に仕えた功臣武内宿禰が描かれた、畳一枚ほどありそうな大きな絵馬です。
※ 葛飾八幡宮周辺施設は、現在建設工事の行われているため、一部画像と異なる場合があります。画像は建設工事前のものも交じっておりいます。
大絵馬と神楽殿
葛飾八幡宮神楽殿大絵馬
正面に掛けられている絵馬は幕末に奉納されたもので当社の御祭神である神功皇后(むかって右から二人目)を描いたものです。
尚、中央には皇后の臣下である武内宿禰が描かれ、また皇后の体内には当神社の主祭神である応神天皇(八幡様)が宿られていると神話(古事記・日本書紀)は伝えている。
社務所
神楽殿前案内板より
神楽殿
神楽殿は、神社の境内に設けて神楽を奏する建物で、楽殿、神楽堂とも呼ばれています。古来より神の御心を鎮めるために行われる神事のひとつで、神を祀るために奏する歌舞のこと。平安時代から宮中で行われている御神楽、日本各地の神社で祭礼の際などに行われる舞や囃子里神楽とがあります。神楽の囃子には、和琴、大和笛(神楽笛)、笏拍子、篳篥などの和楽器のほか地域によっては太鼓・大鼓・小鼓、手拍子が使われています。
引用・抜粋および参考
神楽殿前案内板
葛飾八幡宮内御由緒書
「新版 断腸亭日乗 第六巻」 岩波書店
大辞林
市川市ホームページ
市川市市立図書館ホームページ
江戸名所図会6 ちくま学芸文庫
ウィッキペディア
葛飾八幡宮神楽殿の最寄り駅と住所
- JR総武線・都営地下鉄新宿線「本八幡駅」徒歩10分
- 京成本線「京成八幡駅」徒歩5分
- 千葉県市川市八幡4−2−1 葛飾八幡宮本殿左
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