文学の中の市川と市川市ゆかりの芸術家、文学者、詩人
真間は万葉の里、真間の手児奈の伝説の地です。真間の継ぎ橋など真間の地は万葉のむかしから多くの歌に歌われています。そして江戸時代に書かれた「南総里見八犬伝」の舞台の一部として市川市の国府台、市川、行徳、二俣などが描かれています。野菊の墓の政夫は市川出身。高浜虚子の中山寺は法華経寺。古代から明治までの市川市周辺の様子をこれらの文学作品の中に作品の見ることができます。また、戦後、幸田露伴、永井荷風、東山魁夷、水木洋子などの文人・芸術家が多く移り住みました。永井荷風によると、荷風の子供の頃の文京区あたりの風景が当時の市川にあったそうです。芸術家・文人の記念館や旧宅も保存され、句碑も建てられています。文学の中の市川と、
芸術家、文学者、歌人ゆかりの地を訪ねる散歩道は、身近にある文学や芸術に親しめる散歩道です。
市川市ゆかりの文学作品・芸術家・文人・歌人
万葉集と手児奈伝説
里見八犬伝
江戸時代の読本「南総里見八犬伝」と戦国里見氏ゆかりの散歩道。
伊藤佐千夫と野菊の墓
伊藤佐千夫の小説『野菊の墓』の舞台となった矢切をはじめ、伊藤左千夫の作品に登場した名所のご案内。
高浜虚子
写生文集の中山寺で中山法華経寺、八幡のやぶしらず、千本公孫樹など明治の市川市が描かれています。
永井荷風と断腸亭日乗
永井荷風の日記『断腸亭日乗』には中山法華経寺、八幡の八幡様、原木山妙行寺などが紹介されています。
幸田露伴
幸田露伴の代表作「五重塔」には中山鬼子母神が登場し、晩年を白幡天神社近くで過ごしました。
日本画家 東山魁夷
市川市東山魁夷記念館は、東山魁夷画伯がの作品をはじめ、身の回りの品やさまざまな資料を通じ、その生涯と芸術をご紹介する記念館です。
北原白秋と紫烟草舎
里見公園に移築された北原白秋旧宅「紫烟草舎」と白秋が一時住んだ亀井院、白秋のよんだ歌ををめぐる散歩道です。
脚本家 水木洋子
戦後から市川市八幡の地を拠点に日本映画の黄金期に多くの作品を残した脚本家水木洋子さんの家。昔ながらの八幡の風景が楽しめます。
中国の文学者 郭沫若
中国の文学者・歴史学者・政治家の郭沫若さんの旧宅を移築・改修したものです。春には芝ざくらの可愛らしい絨毯がお出迎えしてくれます。