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覚王山自性院|静かな佇まいをたたえる室町時代創建の古刹

覚王山自性院の山門からのぞく秋の風景覚王山自性院の本堂
葛西橋通り一本北の住宅街に入ると大きな瓦屋根が見えます。右の細道に入ってすぐの所に東向きに山門が建ち、山門からは真直ぐ延びた参道が覗きます。葛西橋通りの喧騒とまるで対極にあるような静けさを讃える美しい光景を見ることのできるます。自性院は覚王山神宮寺と号し、室町時代後期に建立された長島と呼ばれた江戸川区東葛西に建つ真言宗豊山派の古刹です。江戸川区で親しまれている葛西大師まいりの霊場寺院でもあります。自性院は慌ただしい日常を忘れさせてくれる静かな佇まいの寺院です。

覚王山自性院

自性院

文亀元年(1501)寂の良範法印を開山とする旧長島村の古刹で、真言宗豊山派、覚王山神宮寺と称します
本尊には大日如来坐像をまつり、参道入口に観音菩薩像庚申塔庚申塔があります。
■観音菩薩像庚申塔(寛文8年銘)
(江戸川区登録有形民俗文化財)
舟形後背をもつ観音菩薩像で、「奉待庚申結衆三尸教祈願成就二世安楽所」と刻まれています。三尸は、中国の道教に由来するもので、人間の体内にいて、60日に一度めぐってくる庚申の日の夜に、眠った人の体内から抜け出して天帝に罪過を告げにいく虫と信じられています。江戸時代の庚申信仰の本尊の多くは、悪疫を退治する青面金剛が刻まれましたが、初期には阿弥陀や地蔵、観音などが刻まれました。
昭和62年3月
江戸川区教育委員会

覚王山自性院門前案内板より


引用、抜粋並びに参考
覚王山自性院門前案内板
江戸川区ホームページ
新編武蔵国風土記稿

覚王山自性院への交通案内と所在地

覚王山自性院の最寄り駅と住所

  • 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩11分
  • 東京都江戸川区東葛西2−30−20

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