江戸川|江戸と東北・北関東を結ぶ大動脈の歴史と文化の散歩道
江戸川は東京都・埼玉県と千葉県の間を流れ東京湾に流れ込む利根川の支流です。埼玉県幸手市や千葉県関宿町付近で利根川と別れ、千葉県浦安市と江戸川区を過ぎて東京湾に流れ込みます。江戸時代には多くの物資や人を積んだ船が当時新利根と呼ばれていた江戸川を行き来し、沿岸地域は大いに栄えました。その名残として、当時の繁栄を伝えている言葉が浦安市の北に隣接する市川市行徳地区に残っています。「戸数千軒、寺百軒」です。人々が豊かだったから多くの寺院が建てられたのでしょう。江戸川沿岸には、小岩不動として親しまれている善養寺や柴又の帝釈天などの有名な寺院の他に、今も多くの寺社が残っています。
また、現在の江戸川河川敷両岸は整備され、たくさんの運動用のグランド整備され、江戸川区の篠崎付近には小学生までなら乗馬もできるポニーランドもあります。桜並木・菖蒲園なども土手や河川敷に整備され、季節の花々も楽しめます。時代が変わっても、釣りを楽しむ人もたくさんいます。特に河口付近ではハゼ釣りが有名です。夏には花火大会も開かれます。江戸川納涼花火大会で知られる市川市・江戸川区共催の花火大会はこの広い河川敷に100万ともいわれるほど多くの人が見物に訪れます。
江戸川沿岸は歴史と文化、そして自然が楽しめる充実の散歩道です。
江戸川沿岸の観光名所 ご案内
葛飾と呼ばれた地区を貫く大河川。江戸の経済の大動脈。歴史と文化、自然豊かな散歩道。
江戸川河川敷に広がる菖蒲園。満開の時期にはたくさんの人々が訪れる江戸川の名所。
自然豊かな都立水元公園と地域の文化を伝える名所の散歩道。
徳川家康公をお祀りしている、葛西三十三郷の総鎮守の古社。
桜とバラ、紅葉の名所里見公園を中心に北原白秋の旧家他、国府台・真間の名所のご案内。
小岩不動として古くから親しまれている古刹。国指定天然記念物影向の松は壮観。
葛飾柴又と松戸市矢切を結ぶ現在も運行している渡し舟。
日本武尊東征伝説ゆかり、市川市国府台に建つ小さな古社
伊藤佐千夫の「野菊の墓」や高浜虚子の「中山寺」に描かれています。
小岩市川の関所と渡し場に建てられていた常燈明の残る寺院。
代々関所役人を務めていた中根氏の館跡に建つと伝えられる寺院。
徳川家康、松尾芭蕉、十返舎一九ほかたくさんの人が通った道。
四季折々の美しい風景を楽しめるとても贅沢な散歩道です。
江戸川河川敷に馬が見れる場所。非日常を楽しめる場所です。
行徳新河岸に建つ常夜灯。房総や北関東への旅がここから始まります。
浦安市を流れる境川周辺の名所では今も江戸情緒を楽しめます。
江戸の東の入口今井の渡し場跡。徳川家康はこの付近から行徳に上陸し鷹狩に向かったそうです。
柴屋軒宗長の紀行文「東路の津登」にも登場する今井の津。江戸川の歴史を今に伝えています。
室町時代の連歌師宗長と戦国武将北条氏康の句の残る江戸川と今井の渡しの歴史を伝える古刹。
日本最初の親水公園。桜とあじさいの美しい公園。公園沿いの寺院 が古川の歴史を今に伝えています。
江戸の水運の大動脈だった新川。今では、桜並木の美しい江戸情緒たっぷりの散歩道。
江戸川区を北から南に貫く新中川放水路は、四季折々美しい風景を見せる散歩道です。
旧江戸川と中川の間、葛西地区を横切って造られた水辺の公園。
総合リクリエーション公園の中央、江戸川区最大のバラ園です。
総合リクリエーション公園の東端、春は河津桜、ツツジに始まり初夏の紫陽花、秋は紅葉が楽しめます。
総合リクリエーション公園の東端、つつじ山のすぐ北隣、左近川親水緑道のすぐ南のポニーランド。
江戸川の沿岸には季節をとおして様々な花々が咲きます。