東善寺|眼病にご利益のある薬師様として親しまれている古刹
医王山応心院東善寺は江戸川区東葛西の閑静な住宅街の中に建つ寺院。北にも東にも寺社があり、南と西も少し歩いただけで寺社のある、寺町と呼ぶにふさわしい地に建つ寺院です。住宅街の細道を進むと、六地蔵が目にはいり、左手に緑の木々豊かな寺院があります。東善寺は室町時代中期と伝えられている真言宗豊山派の古刹で、御本尊の薬師如来坐像は眼病のご利益で親しまれています。本堂にはお参りのご作法も記されているので、安心してお参りでき、願いも叶うように思えて、訪れるのが楽しくなる寺院です。
医王山応心院東善寺
東善寺
真言宗豊山派で、医王山応心院と号します。仁平2年(1152)に河内国の円空上人が仏師春日(稽首勲)作とされる薬師如来像を東国奉安を願い、瑞夢を得て当地を有縁の地として草庵を結び本尊を安置したのが始まりと寺伝誌に記されています。また室町時代に頼重上人(応永18年〔1411〕寂)により中興されました。
■木造薬師如来坐像(秘仏)
江戸川区指定有形文化財(彫刻)
平成22年3月9日指定
当山の本尊で鎌倉時代中期の作です。座高約82センチメートルの寄木造の秀麗な像で、眼病にご利益がある「薬師様」と親しまれています。
本像は秘仏ですが33年に1度、公開しています。
■厨子入木造愛染明王坐像
江戸川区指定有形文化財(彫刻)
平成22年3月9日指定
像高11センチメートルの繊細な一木造で、天保10年(1839)の墨書をもつ宝瓶形の厨子に安置されています。肉身肌色の六臂、像表面には截金が施され、右足を上に結跏趺坐し連華一重座に座しています。
■葛西大師まいり(長島・桑川地区)
江戸川区登録無形文化財(風俗慣習)
当寺は葛西地域の大師を祀る霊場を巡拝する葛西大師まいり(長島・桑川地区)霊場の一つとなっています。江戸川区では、古くからこうした霊場巡拝がさかんでした。
江批正30年3月修繕
江戸川区教育委員会
医王山応心院東善寺門前案内板より
引用、抜粋並びに参考
医王山応心院東善寺門前案内板
江戸川区ホームページ
新編武蔵国風土記稿
安照山太子院清光寺の最寄り駅と住所
- 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩14分
- 東京都江戸川区東葛西2−29−21
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医王山応心院東善寺
眼病にご利益のある薬師様として親しまれている古刹。
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