海宝山地蔵院正円寺は室町時代建立と伝えられる東葛西の古刹
海宝山地蔵院正円寺は室町時代後期に建立された新義真言宗の古刹です。正円寺の北側には以前小川が流れ、現在は広々とした道路となり、不思議なことにここに神社と寺院が軒を連ね、正円寺はその一番東側に建っています。円正寺の北側の通りは東善寺と香取神社から白壁が長く続き、南側正面にも清光寺があり、正円寺界隈は寺町と呼ぶにふさわしい地域です。また、この地域では古くから葛西大師講と呼ばれる行事が行われ、正円寺もその一宇に数えられています。
海宝山地蔵院正円寺
正円寺
文明年間(1469〜1486)以前の草創と伝える旧長島村の古刹です。良範法印(没年・文亀元年1501)が中興し、当寺第一世となっています。新義真言宗、海宝山地蔵院と号し、本尊は延命地蔵菩薩像をまつっています。文政7年(1824)に二十世信剛和尚が堂宇を改築しましたが、安政の大地震で屋根瓦が落ち、昭和39年、現在の本堂に改築されました。
■庚申塔(寛文3年銘)江戸川区登録有形民俗文化財
笠付角柱型の庚申塔で、正面に「奉造瑩庚申結衆二世安楽」と刻まれ、台座に三猿が描かれています。庚申塔は、60日に一度めぐってくる庚申の日の夜に、眠っている人の体内から三尸という虫が抜け出て天帝に罪過を告げるという道教の教えに由来する庚申信仰の信者によって建てられました。門内左側にあります。
昭和62年3月
江戸川区教育委員会
海宝山地蔵院正円寺門前案内板より
引用、抜粋並びに参考
海宝山地蔵院正円寺門前案内板
江戸川区ホームページ
新編武蔵国風土記稿
海宝山地蔵院正円寺の最寄り駅と住所
- 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩16分
- 東京都江戸川区東葛西3−4−22
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海宝山地蔵院正円寺
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葛西大師まいり
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