真間川(ままがわ)沿岸の散歩道|桜お花見の名所案内
真間川は桜の名所で知られる市川市民の憩いの散歩道。国道14号線(千葉街道)の市川消防署から昭和学院までの真間川沿岸にはたくさんの桜の木が植えれ、春、桜の咲く頃には市川市内はもちろん市外からもたくさん人々で賑わう
お花見の名所です。そのほかにも真間川の岸辺のいたるところに桜の木々がうえられ、地元の人々に愛されています。また、真間川沿いにはたくさんの桜の名所があります。万葉歌人に歌われた
手児奈霊神堂と
真間山弘法寺周辺、
須和田公園、
浮島弁財天と
桜土手文学の道、
白幡神社、大柏川沿岸の桜並木、
コルトンプラザ周辺の桜並木、永井荷風の「断腸亭日乗」「葛飾土産」に描かれた
原木山妙行寺などでは、桜の花々が競うように美しく壮大に咲きほこります。少し時期を下れば、沿岸の梨園で梨の花が咲き始めます。そして秋には、真間川の土手にマンジュシャゲが赤い花を咲かせます。真間川は、一年を通して楽しめる散歩道です。
真間川
真間川
真間川(ままがわ)は、千葉県北西部にある標高30メートルの下総台地から東京湾に注ぐ川です。松戸市、鎌ヶ谷市、船橋市の各市市街地の雨水を集めて市川市内でで江戸川と東京湾に注ぎます。松戸市から春木川、国分川、鎌ヶ谷市からは大柏川がそれぞれ市川市内を流れ、合流し真間川となって海に注いでゆきます。
流域の面積は約65.6平方キロメートル。流域人口は100万人もの人々が生活し、昔から真間川は人々の生活と深く関わっています。『万葉集』にも詠われた真間の手児奈伝説に登場する「真間の入り江」の跡とされている。
真間川沿道には手児奈霊堂、真間山弘法寺をはじめ、市川市交通公園、コルトンプラザ、原木山妙行寺ほか名所があり、大柏川沿いに市民プールもあります。また、真間川流域には多くの桜並木が整備され、春には多くの人で賑わいます。
真間川の真間とは、東国がまだ蝦夷の地であった頃、蝦夷語の「メメ」(崩れ地)が訛ったのではないかという説もあるそうです。「ママ」の意味は、堤の崩れた所、水辺のえぐれて窪んでいる所、水面と直角に交わる斜面、土堤、急傾斜地、崖、畦畔、石垣といった地形をさすといわれています。そのため、このような地形のある地域では「ママ」と呼ばれる地名は、全国各地に見られます。そして魔々、真間、欠真間、間々、満々、儘などの字があてられてます。『万葉集』の中では、真々、麻々、麻万、間間、真間が多く使われています。
真間川桜並木(令和2年)
真間川桜並木(平成31年)
参考
千葉県ホームページ
江戸川ライン歴史散歩 崙書房出版
ウィッキペディア
真間川に咲く曼珠沙華(彼岸花)
真間川に咲く花は桜だけではありません。秋分の日の頃のお彼岸を過ぎると真間川の土手に曼珠沙華(彼岸花)の花が見られる様になります。
真間川の桜並木への最寄り駅は京成鬼越駅。同駅下車徒歩2分です。ここから真間川沿岸の散策を始めてはいかがでしょうか? なお、京成電鉄「国府台駅」より徒歩1分弱で真間川の根本橋です。西に進むと桜土手迄の桜並木が楽しめます。近くには桜の名所真間山弘法寺や里見公園もあります。
真間川沿道の観光名所 ご案内
市川を縦横に流れる真間川は、桜の名所としても有名です。特に京成バス昭和学院前から京成鬼越駅までの川沿いの桜並木は壮観です。花見の時期にはたくさんの人で賑わいます。
真間川を南に下って行くとコルトンプラザがあります。北にショッピングゾーン、南は市川市立中央図書館、県立産業博物館、そして真ん中にコルトン神社。春の桜並木はとても美しいです。
1538年開創の日蓮宗の古刹。山門や多宝塔、本堂・中庭がみどころ。山門に施された彫刻は一見の価値があります。 春にはしだれ桜も楽しめます。
万葉集に詠われた手古奈、行基・弘法大師創建と伝えられる弘法寺、北原白秋ゆかりの亀井院、芝桜の美しい郭沫若記念館ほか、四季折々の彩の楽しめる散歩道。
須和田公園は弥生時代後期の須和田遺跡を整備し公園とされた、桜とバラのお花見の名所。
桜並木に沿う延長400メートルの細長い公園には市川市ゆかりの文学者が紹介されています。
源頼朝公の伝説のある白幡神社。参道の桜並木は、下から眺めても、上から見ても壮観。
市川市内を縦断する、豊かな自然と歴史、文化に触れることのできる素敵な散歩道。