田中源翁像|葛西地区の発展に尽力した明治から昭和の政治家
江戸川区葛西の
行船公園内南に広がる児童公園の西、船堀街道脇の豊かな緑を背景に田中源翁像が建っています。白い石造りのテラス状の段の上、向かって左に台座の上に立つ田中源翁像、右に田中源先生顕彰之碑と書かれた石碑も置かれています。台座の額には「公心如日月」「内閣総理大臣福田赳夫」(第67代内閣総理大臣)とあります。また石碑の後ろには田中源氏の足跡の年表が記されています。この像は、田中源氏生誕100周年を記念して造られたと石碑台座の裏に記されています。
田中源氏は、明治9年(1876)10月葛西に生まれ、農業を営んでいました。明治41年(1908)3月葛西村村会議員に選ばれ、その後、南葛飾郡郡会議員、同郡議会議長、葛西村村長、東京府会議員、南葛飾郡農会会長、東京市会議員、東京府会議長、そして昭和17年4月には衆議院議員に選出され、葛西地域や南葛飾郡、東京、そして日本の農業等の発展に寄与しました。昭和8年(1933)7月、東京市に現在の行船公園の地にあたる1万坪(およそ3,300u)の土地を寄贈しました。昭和22(1947)年8月19日に逝去しました。
江戸時代初期、現在の千葉県浦安市(隣接地)に
田中内匠という人物が、
内匠堀と呼ばれている農業用水を開削し、浦安地域の発展に寄与したそうです。田中源氏はこの田中内匠と関係があるのでしょうか?
行船公園は江戸川区葛西地域のマンション群に囲まれた地域に広がる、まるでオアシスのような公園です。田中源氏現在も、江戸川区民のこころを和やかにすることで地域に貢献し続けています。
抜粋・引用および参考文献
田中源先生顕彰之碑
田中源翁像
日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」
田中源翁像の最寄り駅
- 東京メトロ東西線「西葛西駅」より徒歩12分
- 都営新宿線「船堀駅」より徒歩19分
- 東京都江戸川区北葛西3−2
都立宇喜田公園周辺の観光名所
一年中家族みんなで楽しめる北葛西の散歩道。
春は桜、初夏のツツジと菖蒲、秋は紅葉の名所として人気です。
行船公園内に造られた池泉回遊式の日本庭園。
源心庵の玄関前にはみごとな石庭が造られています。。
平成庭園の竹林の中に大きな石灯籠が置かれています。
田中源翁像
行船公園の地を寄贈した葛西地域の発展に尽力した江戸川区の政治家。
春、ソメイヨシノと八重桜を楽しめる広々とした公園です。
葛西地域の開拓者宇田川喜兵衛の隠居所に建立された名刹。
春は梅、初夏と秋にはバラの花の楽しめる南北に細長く延びる江戸川区の児童公園。
江戸の水運の大動脈だった新川。今では、桜並木の美しい江戸情緒たっぷりの散歩道。
新川西詰中川・荒川放水路の土手や新川西水門広場の火の見櫓からの眺めは壮観です。
江戸情緒ある火の見櫓と水門跡のある広場。中川土手からは富士山も見える、桜も美しい広場。
江戸時代から葛西地域で続けられている霊場巡拝。
江戸川端、新川の南の地域にはたくさんの個性豊かな寺院があります。