十返舎一九の「道中記」で紹介された名所の散歩道
東海道中膝栗毛で知られる江戸の草双紙・滑稽本作家で紀行文を多く残している
十返舎一九は成田や銚子、日光など北関東や房総地域へと向かう道中記「南総紀行旅眼石」「房総道中記」ほか多くを残しています。そして行徳は房総半島や北関東への旅の入口として、日本橋から小名木川、新川とつながり多くの旅人や物資がが行き来する港町として栄え、江戸名所図会や名所江戸百景にも描かれている江戸時代大人気の観光地でもあり、十返舎一九も幾度か旅の通過点として訪れたようです。行徳では行徳名物で知られた笹屋うどんや中山こんにゃくが登場し、徳願寺に訪れたようです。そして八幡は八幡のやぶしらず、真間は手児奈、中山は法華経寺の鬼子母神、国府台などの名所が紹介されています。また、舟の旅のほか、両国、本所竪川、そして逆井の渡しを通り、今井街道を行徳に向かう陸路の旅も紹介しています。
このページでは、
十返舎一九の道中記に登場する名所を紹介いたします。
引用・抜粋および参考
市川市ホームページ
市川市立図書館ホームページ
千葉県立図書館ホームぺージ
十返舎一九の常陸道中記 校注鶴岡節夫 千秋社
ウィッキペディア
十返舎一九の道中記に登場する観光名所
行徳新河岸に建つ常夜灯。十返舎一九もここから房総半島や北関東への旅を始めました。
十返舎一九の道中記道中記に登場する行徳名物のうどん店の跡。源頼朝伝説も伝わっています。
日蓮聖人が初めて説法をしたと伝えられる地に建つ寺院。
下総国総鎮守として多くの武将から尊崇された八幡様。
八幡の八幡様のシンボルであり、国指定天然記念物の公孫樹。
国道沿いにある小さな竹林。黄門様が迷ったなどの伝説が今も残っています。
行基菩薩創建とも弘法大師空海創建とも伝わる万葉の里、真間山に建つ古刹。
万葉集に登場する橋。その後、多くの短歌に詠われた名所。
国府台城址に造られた公園。春は桜、初夏はバラ、秋は紅葉の名所として知られています。
房総・北関東への入口は行徳だけではありません。市川の関所も多くの旅人を迎えました。