大峰山慈雲寺|行基菩薩作ゆかりの鎌倉時代創建の船橋市の古刹
大峰山慈雲寺は京成電車「大神宮下駅」北側の高架線の下を通る成田街道を東に坂道の途中の北側の住宅街の中にある曹洞宗の寺院。江戸時代に記された「葛飾記」と「江戸名所図会」によると、開基は鎌倉建長寺二世佛光禅師で、昔は七堂伽藍の整った大きなお寺だったのですが、
第二次国府台の合戦の際、里見義弘が兵火により焼失したそうです。その際慈雲寺の鐘は陣鐘として国府台に運ばれ、誤って
江戸川の中にに落してしまったそうです。そのため、江戸時代に現在の
里見公園の西側の江戸川の流れを「鐘ヶ淵」と呼んでいたのだそうです。本尊の釈迦如来像は行基菩薩作と記されています。大峰山慈雲寺は船橋と下総の歴史を今に伝える鎌倉時代創建の古刹です。
出典・抜粋・引用および参考
房総叢書 : 紀元二千六百年記念. 第8卷葛飾記
江戸名所図会6 ちくま学芸文庫
大峰山慈雲寺の最寄り駅と住所
- 京成本線「大神宮下駅」より徒歩9分
- JR総武線「東船橋駅」より徒歩11分
- JR総武線・東武野田線「船橋駅」より徒歩16分
- 千葉県船橋市宮本6−25−7
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日本武尊の勧請と伝わる、夕日皇大神宮とも呼ばれる関東一の宮。
東照宮とも呼ばれ江戸時代から深い信仰を集めた御社。
船橋大神宮境内にある天守閣のように聳える灯台。
日本で一番小さな東照宮として知られる小さな神社。
大峯山慈雲寺
本尊は行基菩薩作と伝えられている鎌倉時代創建の古刹。
江戸名所図会のラストを飾るほど風光明媚だった御社 。
船橋の地名につながる、市民の憩いの桜の名所。
日本武尊が上陸した地とされる地に建てられた神社。