旧大塚家住宅|浦安市の歴史と文化を伝える千葉県指定文化財
旧大塚家住宅は浦安市を東西に流れる境川沿いに建てられた住宅。護岸工事の施された現代風の境川の遊歩道沿いの住宅街の中、突然茅葺屋根が現れる木造住宅が旧大塚家住宅です。川に向かって門が開け、門の脇には河津桜が植えられています。門を入り住宅を覗くと土間が広がり、土間の脇には漁網がかけられ、たたきの上には江戸時代の生活を表す人形も置かれて、一瞬本当に当時の人がいるように錯覚してしまいます。土間を上がった板敷の部屋には幅一間の大きな仏壇その上に神棚が東向きに設えられています。奥には畳を敷いた部屋が二間あり、大きな部屋は裏庭に面しています。小さな部屋には掘りごたつがあります。両方の部屋の畳には縁がありませんでした。そして水害の多い浦安らしく、屋根裏部屋があり、すぐに避難できるようになっていました。庭には細かく砕いた貝殻がまかれ、防犯の役割も果たしていたようです。旧大塚家住宅の中を少し覗くだけで、なんとなくではありますが、江戸時代の庶民の生活を偲ぶことができます。旧大塚家住宅は浦安の文化と歴史を今に伝え千葉県指定文化財です。
引用・抜粋ならび参考文献
旧大塚家住宅内案内板
浦安市ホームページ
千葉県ホームページ
江戸川ライン歴史散歩 崙書房
旧大塚家住宅の最寄り駅と住所
東京メトロ東西線「浦安駅」より徒歩7分
千葉県浦安市堀江3−3−1
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旧大塚家住宅
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