金胎山不断光院安楽寺|船堀街道から見える木造鐘楼門の建つ名刹
安楽寺は江戸川区北葛西に建つ浄土宗の寺院。安楽寺の鐘楼堂は門の形をした珍しいものです。船堀街道から覗く、この鐘楼門はとてもめだち、ついつい足を止めて眺めてしまいます。この鐘楼門の奥に小さなお庭とお堂がありますが、そのまた後ろに大きな現代的な本堂があります。新編武蔵国風土記稿によると、下総国葛飾郡小金村(千葉県松戸市小金)の東漸寺の末寺で金胎山不断院と号するとあります。交通量の多い船堀街道の喧騒の中、安楽寺の鐘楼門をぐぐると不思議と心に静寂を感じることができます。忙しい日常を忘れて、ゆったりと時を楽しむことのできる素敵な寺院です。
金胎山不断光院安楽寺
安楽寺
安楽寺は浄土宗で、金胎山不断光院と号します。開山は法誉伝竜法印で、承応元年(1652)に入寂しました。本尊には等身大の阿弥陀如来坐像を祀っています。
■鐘楼門
江戸時代の建造といわれており、もとは山梨県石和の古寺にあったものを移築しました。
木造銅板板葺きの入母屋造り二階建てで、通し柱を使用しています。梵鐘は昭和47年の新鋳です。
■大江藍田の墓
江戸時代の儒学者で通称久川玄蕃といいます。京都の儒者大江玄圃の子で著書に、「藍田遺稿」「詩語国字解」などがあります。
■村田栄章頌徳碑
昭和62年(1987)2月登録
村田栄章は、嘉永7年(1854)に西宇喜田村に家塾を開き、書道を教えてました。門人たちが師のの徳を慕い碑を建立しました。
平成14年12月
江戸川区教育委員会
金胎山不断光院安楽寺門脇案内板より
引用、抜粋並びに参考
金胎山不断光院安楽寺脇案内板
江戸川区ホームページ
新編武蔵国風土記稿
金胎山不断光院安楽寺の最寄り駅と住所
- 都営新宿線「船堀駅」より徒歩12分
- 東京都江戸川区北葛西1−25−16
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金胎山不断光院安楽寺
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