医王山不動院妙音寺は眼病快癒の伝説のある古刹
医王山不動院妙音寺は、一之江境川親水公園の脇道を少しだけ入った住宅街の中にそそと建つ、江戸名所図会にも紹介されている、江戸川区でも屈指の歴史を誇る古刹です。
また、
眼病快癒の「片目の鮒」という説話でも知られる霊験ある薬師如来をお祀り寺院でもあります。「片目の鮒」の放されていた池も今では埋められていますが、薬師堂が本堂の手前に置かれ多くの人々に信仰されています。妙音寺の境内には四季折々楽しめる季節花々が植えられています。初夏には、薬師堂と本堂の間ににたくさんのシランが咲き、お盆休みの後には大き紅と紫の百日紅が訪れる人々の心を癒します。
医王山不動院妙音寺は一之江境川親水公園とともに地域の歴史を今に伝える名刹です。
医王山不動院妙音寺 季節の花々
医王山妙音寺は季節ごとに花々に彩られます。ツツジとシランの紫の季節、百日紅の古木の色づく夏、秋の始まりは曼珠沙華と萩。もちろん紅梅と桜も見られる季節感あふれたお寺です。
医王山不動院妙音寺
妙音寺
妙音寺は真言宗豊山派で医王山不動院と号します。建久元年(1190)秀栄上人の開山といわれ、「江戸名所図会」などにも記載されている、区内でも有数の古刹です。のち秀誉上人(天正3年入寂・1575)や、大空法印(安永9年入寂・1780)がそれぞれ中興しました。本尊は木造十一面観音立像で桃山時代の作です。そのほか、春日仏師作といわれる薬師如来がまつられています。境内から、南北朝時代などの板碑数基が発見されました。
木造阿弥陀三尊像(江戸川区指定有形文化財、平成18年3月指定)
本堂脇檀に安置される三尊です。中尊の阿弥陀如来坐像は鎌倉時代初期の作風を示す秀作です。また、両脇侍(観音・勢至)は南北朝時代(14世紀中頃)に補われたと考えられます。
片目の鮒伝説
むかし、ひとりの目の不自由な娘がいました。その娘は、目を直そうと、妙音寺の薬師如来に21日の願をかけ、食を絶ってお祈りしました。すると、満願の日に、目が見えるようになりました。娘はお礼にと薬師の池にたくさんの鮒を放ったところ、鮒は総て片目になったと言われています。
平成20年3月
江戸川区教育委員会
医王山不動院妙音寺門前案内板より
引用、抜粋並びに参考
医王山不動院妙音寺門前案内板
江戸川区ホームページ
医王山不動院妙音寺近くの観光名所のご案内
桜をはじめたくさんの種類の季節を彩る花々と秋に美しく色づく木々を楽しめる水辺の遊歩道。
一之江抹香亭は、一之江境川親水公園の北詰にある、春は枝垂桜、秋は紅葉が楽しめる美しい庭園。
医王山不動院妙音寺の最寄り駅と住所
- 都営新宿線「一之江駅」・「船堀駅」より11分
- 東京都江戸川区一之江5-8-20
船堀・一之江・葛西周辺の観光名所 ご案内
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春は桜、秋は紅葉、そして夏も冬も一年中楽しめる素敵な公園です。
医王山妙音寺
眼病快癒の説話「片目の鮒」を今に伝える江戸川区屈指の古刹。
春は枝垂桜、秋は紅葉の楽しめる、美しい庭園のある公園。
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