本覚山成就院妙勝寺|四季折々の花々の咲く日蓮宗の寺院
本覚山成就院妙勝寺は、江戸川区の古川親水公園の辺にある江戸名所図会にも紹介されている日蓮宗の由緒ある古刹。
中山法華経寺二世貫首日高上人と三世貫首日祐上人筆の曼荼羅や水戸黄門筆と伝えられている日蓮聖人の画像のほか、江戸名所図会によると祖師像も日祐上人の作と紹介されています。なお、この地域は昔は二之江と呼ばれ、二之江妙勝寺ともいいます。
また、妙勝寺境内にはさまざまな種類の木々が植えられ、一年中季節の花々で美しく彩られ ています。春は
古川親水公園の桜並木と一続きのように境内の桜を楽しむことができます。少し遅れて枝垂れ桜、そしてツツジや藤など季節と共に様々な花々が開き、訪れる人々を優しく迎えてくれます。秋は紅葉。すぐ脇を走る環状7号線からも、大銀杏と本堂の屋根を見ることができます。
本覚山成就院妙勝寺は、いつ訪れても季節の花々の境内の美しい心和む素敵な寺院です。
本覚山成就妙勝寺
本覚山成就妙勝寺
日蓮宗で本覚山成就院と号し、中山法華経寺の中本寺として14か寺の末寺を抱えていました。土地の人から「じょうじん」(成就院)とか「黒門寺」と呼ばれ親しまれています。
寺伝によると、弘安7年(1284)堀江の浦(葛西沖)に漂着した難破船に残っていた少年を、二之江村の漁師が救い上げました。少年は平家の末裔で、中山法華経寺の二世日高上人の弟子となり、のちに成就院日尚と号して古川べりの妙見社のかたわらに小堂を建てました。
これが本寺の始まりで、徳治2年(1307)3月のことといわれます。
■紙本墨書大曼荼羅(区登録有形文化財)
天保14年(1843)三十二世日信の代に、小島(現・西葛西)に住む控井権右衛門が寺に寄進したと記録されています。日信はその鑑定を法華経寺百一世日道(〜1850)に依頼し、2幅とも日高、日祐上人の真筆であると認めた証文が残っています。
平成3年3月
江戸川区教育委員会
本覚山成就院妙勝寺門前案内板より
引用、抜粋並びに参考
本覚山成就院妙勝寺門前案内板
江戸名所図会6 ちくま学芸文庫
江戸川区ホームページ
市川市ホームページ
ウィッキペデイァ
四季折々美しい妙勝寺のお庭
本覚山成就院妙勝寺の桜
ソメイヨシノのほか枝垂れ桜も咲き、4月中頃まで楽しめます。
秋の妙勝寺のお庭
黄金色の金木犀の花々が散り、桜の葉が色づきはじめると、すこしずつ色々の木々の紅葉が始まります。本堂脇の公孫樹の大木は環状7号線から見えるほどの大木です。
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本覚山成就院妙勝寺の最寄り駅と住所
- 都営新宿線「一之江駅」より13分
- 東京都江戸川区江戸川6-7-15
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本覚山成就院妙勝寺
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