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一向山無量院称専寺|地蔵菩薩と阿弥陀如来像庚申塔のある寺院

一向山無量院称専寺の庚申塔一向山無量院称専寺の本堂
称専寺は江戸川区東葛西に建つ戦国時代末期永禄5年建立の浄土宗の古刹。境内には地蔵菩薩像庚申塔と阿弥陀如来像庚申塔の2つの庚申塔があり、江戸時代、葛西地域の人々が庚申信仰がさかんであったことを今に伝えています。新編武蔵国風土記稿によると、開山は法誉上人で、下今井村(現江戸川3丁目)に建つ金蔵寺の末寺で、一向山無量院と号し、本尊は阿弥陀如来像と伝えています。また、称専寺の正面の通りの反対側には正円寺、香取神社、東善寺の白壁が続き、 東隣りは香取神社の建つ寺町と呼ぶにふさわしい地に建つ素敵な寺院です。

一向山無量院称専寺

称専寺

永禄5年(1562)に創建された旧桑川村の古刹で、浄土宗、一向山無量院と号します。開山は、誠蓮社法誉上人清教大和尚(元亀3年寂)です。本尊に、阿弥陀三尊像をまつっています。
参道入口には万治3年(1660)の銘をもつ地蔵菩薩像庚申塔、門内に阿弥陀如来像庚申塔があります。庚申塔は、60日に一度めぐってくる庚申の日の夜に、眠っている人の体内から三尸という虫が抜け出て天帝に罪過を告げるという道教の教えに由来する庚申信仰の信者によって建立されました。江戸時代には、悪疫を調伏する青面金剛を本尊とすることが多くみられましたが、初期には阿弥陀や地蔵なども刻まれました。

■地蔵菩薩像庚申塔(万治3年銘・女人講中)
■阿弥陀如来像庚申塔(万治3年銘・男子講中)
(ともに江戸川区有形民俗文化財)

昭和62年3月
江戸川区教育委員会

一向山無量院称専寺庚申塔脇案内板より


引用、抜粋並びに参考
一向山無量院称専寺庚申塔脇案内板
江戸川区ホームページ
新編武蔵国風土記稿

一向山無量院称専寺への交通案内と所在地

一向山無量院称専寺の最寄り駅と住所

  • 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩15分
  • 東京都江戸川区東葛西1−38−23

一向山無量院称専寺周辺の地図

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古川親水公園と東葛西地域の名所案内図のPDF

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