皆原山本將寺|市川七福神の大黒天をお祀りする古刹
皆原山本將寺は梨の里大野町に相応しい梨園に囲まれた緑豊かな地域に建つ古刹。
市川七福神の
大黒天をお祀りする寺院でもあります。日蓮聖人の直弟子で日蓮聖人の大檀越曽谷教信の息子ともいわれる日宝上人が建立した、鎌倉時代末期から続く歴史ある寺院です。梨の里大野町の本將寺から市川大野駅向かう道の坂の上から、大野城跡のある台地の緑も見えます。
皆原山本將寺
皆原山本將寺
當山は、鎌倉時代の正応5年(1292)日蓮聖人の直弟子、日宝上人が開かれたお寺です。日宝上人は地元豪族曽谷氏の一族(四郎右衛文直秀)で、日蓮聖人が現在の
中山法華経寺で説教されているのを開き熱心な信者となりました。聖人没後、出家され自邸を開放し法華経弘通の道場とされ本將寺を開きました。大野の地には、平將門の出城があったとされ、將門ゆかりの地とも言われています。本將寺の「將」はそこからきているともつたえれています。火災により寺宝などを焼失するも正徳年間(1711〜16)客殿、庫裡を再建。昭和62年(1987)には布教拠点拡張の為、當地に移転し、新しく墓苑を開設しました。本堂の勧請形式は一塔両尊四士、四菩薩、祖師像で、ご本尊の両脇には、鬼子母神、十羅刹女、大黒天、三十番神を祀ります。
大黒天は市川七福神として親しまれています。
皆原山本將寺本堂前石碑御縁起文より
大黒天
大黒天は、もとはインドの神様で、仏法を守り、飯食を豊かに、福徳の神として崇められ、仏教では、福徳円満自在菩薩の化身と説かれています。そのお姿は、笑顔で、頭には頭巾、左手に袋、右手に小槌を持ち、米俵の上に立たれています。小槌、袋、俵は福禄寿の宝を表しています。
日蓮大聖人は、富木日常上人に大黒天を供養することを勧められ「日々を安楽にすごしておられるか、この大黒天を信仰すれば、所願円満成就し、現世安穏後生善処の薬を得るであろう」と教えられ、以後、日蓮宗の守護神として祀られています。当山では、第41世日誠上人が、日蓮宗大荒行堂で開眼された尊像が、本堂に安置されています。
皆原山本將寺
皆原山本將寺大黒天像脇案内板より
市川七福神の寺院
- 1番 毘沙門天 国分寺(国分3−20−1)
- 2番 恵比須天 所願寺(宮久保4−12−3)
- 3番 大黒天 本将寺(大野町2−919−1)
- 4番 毘沙門天 淨光寺(大野町3−1917)
- 5番 福禄寿・寿老人 妙正寺(北方町4−2122)
- 6番 弁財天 中山奥之院(若宮2−21−1)
- 7番 布袋尊 安養寺(高谷2−16−35)
- 8番 一所七福神廻り 妙応寺(本行徳2−18)
引用、抜粋並びに参考
皆原山本將寺本堂前石碑
皆原山本將寺大黒天像脇案内板
市川市ホームページ
皆原山本將寺の最寄り駅と住所
- 千葉県市川市大野町2-919-1
- JR武蔵野線「市川大野駅」から徒歩9分
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皆原山本将寺
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