矢切の渡し|江戸川の船旅を楽しめる散歩道
矢切の渡しは、伊藤佐千夫の
小説「野菊の墓」の舞台である千葉県松戸市の矢切地区と帝釈天で有名な東京都葛飾区の柴又地区を結ぶ渡し場です。矢切の渡しは、行徳や浦安と葛西を結んだ
今井の渡しや、市川と小岩の間の市川の渡しなどともに江戸川沿いの地域住民のために江戸幕府が設けた渡し場のうちの一つでもあります。江戸時代の江戸川は新利根と呼ばれ、北関東や東北から多くの物資の運ばれ、沿岸は栄えました。特に渡し場周辺の地域は多くの旅人や運搬船で賑わったことでしょう。また、渡し場は、関所でもあり、人の出入りも厳しく取り締まっていたそうです。昭和も半ばを過ぎた頃には、今井の渡しや市川の渡しは鉄道や自動車の発達でなくなりましたが、矢切の渡しは現在も運行しています。
矢切の渡しは、伊藤佐千夫の小説「野菊の墓」に、主人公の政夫が矢切の渡し場から市川の渡し場まで舟で移動したことが描かれています。現在はバスでの移動になりますが、当時は舟で移動していたことがうかがえます。その他、映画にたびたび登場したり、演歌にも歌われました。「房総の魅力500選」「日本の音風景100選」にも選ばれている名所です。
矢切の渡しは、のんびり江戸川の船旅を楽しめる散歩道です。
引用、抜粋並びに参考
葛飾区観光サイト "かつしかまるごとガイド"
松戸市観光協会公式ホームページ
市川市ホームページ
ウィッキペデイァ
矢切の渡しの最寄り駅と住所
- 北総線「矢切駅」徒歩25分
- 千葉県松戸市下矢切付近江戸川河川敷
矢切の渡し周辺と江戸川沿岸の観光名所 ご案内
葛飾と呼ばれた地区を貫く大河川。江戸の経済の大動脈。歴史と文化、自然豊かな散歩道。
江戸川河川敷に広がる菖蒲園。満開の時期にはたくさんの人々が訪れる江戸川の名所。
自然豊かな都立水元公園と地域の文化を伝える名所の散歩道。
徳川家康公をお祀りしている、葛西三十三郷の総鎮守の古社。
桜とバラ、紅葉の名所里見公園を中心に北原白秋の旧家他、国府台・真間の名所のご案内。
小岩不動として古くから親しまれている古刹。国指定天然記念物影向の松は壮観。
矢切の渡し
葛飾柴又と松戸市矢切を結ぶ現在も運行している渡し舟。
日本武尊東征伝説ゆかり、市川市国府台に建つ小さな古社
伊藤佐千夫の「野菊の墓」や高浜虚子の「中山寺」に描かれています。
小岩市川の関所と渡し場に建てられていた常燈明の残る寺院。
代々関所役人を務めていた中根氏の館跡に建つと伝えられる寺院。
徳川家康、松尾芭蕉、十返舎一九ほかたくさんの人が通った道。
四季折々の美しい風景を楽しめるとても贅沢な散歩道です。
江戸川河川敷に馬が見れる場所。非日常を楽しめる場所です。
行徳新河岸に建つ常夜灯。房総や北関東への旅がここから始まります。
浦安市を流れる境川周辺の名所では今も江戸情緒を楽しめます。
江戸の東の入口今井の渡し場跡。徳川家康はこの付近から行徳に上陸し鷹狩に向かったそうです。
柴屋軒宗長の紀行文「東路の津登」にも登場する今井の津。江戸川の歴史を今に伝えています。
室町時代の連歌師宗長と戦国武将北条氏康の句の残る江戸川と今井の渡しの歴史を伝える古刹。
日本最初の親水公園。桜とあじさいの美しい公園。公園沿いの寺院 が古川の歴史を今に伝えています。
江戸の水運の大動脈だった新川。今では、桜並木の美しい江戸情緒たっぷりの散歩道。
江戸川区を北から南に貫く新中川放水路は、四季折々美しい風景を見せる散歩道です。
江戸川の沿岸には季節をとおして様々な花々が咲きます。