愛宕山地蔵院寶林寺と常燈明|小岩・市川関所跡の散歩道
愛宕山地蔵院寶林寺は江戸川の西側、江戸川区小岩に建つ寺院です。境内には
常燈明と呼ばれる石灯籠が置かれ、江戸川に設置されていた小岩市川の関所と渡し場があったことを今も伝えています。江戸川の東、市川市には関所跡の案内が置かれ、隣接する本蔵寺には関所役人の舘跡とも伝えられています。
江戸川を挟んで小岩市川の関所と渡し場の散歩道をお楽しみください。
愛宕山地蔵院寶林寺
寶林寺
真言宗豊山派に属し、愛宕山地蔵院と号します。もとは千葉県国分(市川市)の
金光明寺の末寺です。起立は分秀法印(慶長12年・1607年没)で、本尊は不動明王です。本堂前には常燈明が、墓地には旧伊豫田村(現在の北小岩3丁目ほか)の開拓者・篠原伊豫の墓と伝わる宝篋印塔があります。
常燈明
昭和56年(1981)1月登録
区登録有形文化財・建造物
もとは小岩市川の渡し場に建てられていました。昭和9年に河川改修のためここに移されました。この渡しは江戸時代には成田詣での人たちで賑わいました。この常燈明は千住総講中の人たちによって天保10年(1839)に建てられました。燈籠の高さは2m、台座は5段に組まれていて、高さは1.82mあります。
寶林寺所在の地蔵菩薩像庚申塔(寛文10年銘)
昭和59年(1984)2月登録
区登録有形文化財・民俗資料
参道入口に他の石仏群と共に祀られています。舟型で地蔵菩薩立像は半肉彫、左手に宝珠、右手に錫杖を持っています。像高は144p、寛文10年(1670)に建てられました。
平成18年1月
江戸川区教育委員会
寶林寺常燈明前案内板より
引用・抜粋および参考
寶林寺常燈明前案内板
江戸川区ホームページ
市川関所跡案内板
本蔵寺門前案内板
市川市ホームページ
小岩・市川関所跡の散歩道
伊藤佐千夫の「野菊の墓」や高浜虚子の「中山寺」に描かれています。
代々関所役人を務めていた中根氏の館跡に建つと伝えられる寺院。
愛宕山地蔵院寶林寺の最寄り駅と住所
- 京成本線「江戸川駅」徒歩3分
- 東京都江戸川区北小岩3-23-11
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