大本山 正中山法華経寺 八大龍王堂
大本山 正中山法華経寺 八大龍王堂
法華経寺の竜王池は境内の西にあります。昔はかなり大きな池であったとの伝えもあります。この池の辺の小さな島に祀られたお堂が
八大龍王堂です。八大龍王堂は法華経寺龍王池に浮かぶ小さな島に祀られたお堂。日蓮聖人開眼の八大龍王をお祀りする祠であり、雨乞の霊験ありと伝えられています。近年は商売繁盛の守護神として参詣者が後を絶たない。
龍王池には初夏5月に菖蒲、お盆の頃には蓮の花が咲きます。また、6月梅雨の頃、池の周りにはアジサイの花も咲き、秋、銀杏の黄金色の葉の彩も美しく、季節ごとにお参りが楽しくなります。
八大龍王堂の開眼は古く、日蓮聖人が日照りに困窮した村人をために、この場所に八大龍王をお祀りする祭壇を作り、雨乞いの祈祷をし、村人を救ったと伝えられています。江戸名所図会によると、龍王池は現在の規模と比較して、かなり大きな池だったようです。また、この龍王池は以来枯れたことがないそうです。
八大龍王は霊験あらたかで、農家のかただけでなく、商人や漁師の間にも広まり、今では出世の神様として、また受験生も多く参拝されています。
出典・抜粋・引用および参考
正中山法華経寺誌
日蓮宗大荒行ホームページより
江戸名所図会6 ちくま学芸文庫
いちかわのむかし話 (市川民話の会編)
平成30年から令和2年まで3年間撮りためた竜王池に咲く蓮の花の写真数百枚でスライドショー動画を作りました。