関東山徳蔵寺|行徳浦安三十三所観音第18・19番札所
関東山徳蔵寺は、行徳浦安三十三所観音札所の第18番と第19番札所にあたる寺院です。第18番札所であった宝性寺が廃寺となり、徳蔵寺に併合されたからです。そのため境内には宝性寺の常夜灯や不動明王厨子も移され、徳蔵寺に安置されています。本堂には山号である関東山と書かれた提灯が掛けられています。関東山徳蔵寺は
行徳不動と呼ばれ、江戸の昔から多くの人々に親しまれています。
関東山徳蔵寺
天正3年(1575)に建立された真言宗の寺院。
毎月28日には不動堂で護摩が行われ、8月28日には縁日が開かれる。
当山には享保16年(1731)の弘法大師、興教大師像をはじめ密教独特の仏像・仏画・曼荼羅、また中世根来版などの密教聖教、鉄眼版一切経等を所蔵するが度重なる津波等により歴史的資料は乏しい。
境内の宝篋印塔(安永3年・1774)には関ケ島の別称「六軒」が刻まれている。また「関ケ島村十九夜講」で使われていた鉦(天明元年・1781)が保管されており、この十九夜講との関わりか女性の供養の為に建てられた如意輪観音の石仏が多い。
昭和31年(1956)には関ケ島の宝性寺を合併。同寺から移された境内の常夜灯(天保2年・1831)および本堂安置の不動明王厨子(天保6年・1835)には、かつて行徳街道にあった旅籠十二軒のうちの一つ「淡雪楼」の名が見える。なお常夜灯には安政の大地震の様子が記されている。
関東山徳蔵寺門前案内板より
出典・抜粋・引用および参考
関東山徳蔵寺門前案内板
市川市ホームページ
関東山徳蔵寺の最寄り駅と住所
東京メトロ東西線「妙典駅」より徒歩8分
千葉県市川市関ケ島8−10
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関東山徳蔵寺
行徳不動と呼ばれ江戸時代から多くの人々に親しまれている名刹。